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カウンセラーのえこひいきレビュー016
皆さん、こんにちは。
銀座メディカルサロンのカウンセラー、二子です。
カウンセラーのえこひいきレビューです。
<本日のお薦めレビュー>
「風の谷のナウシカ」(マンガ 全7巻) 宮崎駿
その2(その1はこちら)
前回に引き続き、風の谷のナウシカ(原作)のレビューです。以下、ネタバレがあります。未読の方はご注意下さい。
この原作のマンガ、全7巻の中で、僕がとりわけ気に入っているシーンがいくつかあります。その一つは第6巻の、ナウシカが死の縁まで行って帰ってくるまでの場面です。人間が兵器として作った変異体の粘菌を森の一部として受け入れるために、王蟲たちが自らの命を犠牲とする場面で、ナウシカは無力感と絶望に打ち砕かれて王蟲と一緒に死ぬことを選びます。
ぎりぎりのところで肉体的には命は落とさずに済むものの、ナウシカのたましい(?)は生と死の境目に立つことになります。無防備な意識で闇の世界にいて、そこには成仏しきれない死者のたましい(土鬼の神聖皇帝)などもいて、危険な状況です。
森の人、セルムはナウシカの飛びぬけた感性と能力についていける数少ない存在ですが、彼が祈り(?)の中でナウシカのたましいに働きかけて、どうにかガイドしようと試みます。ナウシカがその意識の力を保てるようにサポートながら、その道程に同行します。ただ祈りながら横にいることができるだけです。
最終的にナウシカは、腐海の最深部で世界が甦りつつあるという秘密に触れ、自らの希望、命の源に繋がりなおして、こちらの世界に戻ってくる選択をします。世界の重さを感じて、本当に死ぬしかないほど絶望のぎりぎりのところまで行って、それでも生きることを選びなおす、その流れがなんというか、(カウンセラーである)僕にはとても感じるものがあるのでした。その3へ。
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