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カウンセラーのえこひいきレビュー021

2007/10/15 17:23

皆さん、こんにちは。
銀座メディカルサロンのカウンセラー、二子です。


 カウンセラーのえこひいきレビューです。

<本日のお薦めレビュー>

 ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」
 ウェルヘルム・フルトヴェングラー指揮
 ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
 1954年 EMIスタジオ録音

 
 日本でもっとも知られている西洋のクラシック音楽は、ベートーヴェンの「運命」ではないだろうかと思います。「ジャジャジャジャーン」で始まる強烈な曲だけれども、よくよく聞くと実に奥深くて、人類が一曲だけ交響曲を残せるとしたら、僕だったらこの曲に一票いれると思います。
 
 本場ヨーロッパにおいてもこの曲の人気はとっても高くて、無数の名盤があります。僕はこの曲を聴いてクラシックの世界にはまったので、「運命」の名盤のレビューだけでも当分ネタが尽きないのですが、今回選んだのはその中でも際目付けの歴史的名盤です。
 
 フルトヴェングラーという指揮者は20世紀の前半、ベルリンフィルやウィーンフィルを主に指揮して大活躍した指揮者で、なかでもベートーヴェンの演奏には他の追随を許さない絶対的な評価を得ている人です。ベートーヴェンが乗り移っているのではないかというような、魂をわしづかみにして揺さぶるような演奏をします。
 
 ウィーンフィルとの「運命」の録音は数種類知られていますが、これはEMIが交響曲全集のためにスタジオで録音したものです。最晩年の1954年の録音ですが、このときまだ世の中に、ステレオ録音というものはありませんでした。とはいえモノラルとしてはとてもいい状態の録音で、無理なく聞ける音質になっています。
 
 演奏は第1印象としてはとにかく劇的。でもベートーヴェンは激しければいいというものでもなくて、すごく丁寧にリズムや音程を合わせないとちゃちな演奏になってしまいます。逆にいうと、基本がものすごくきちんとこなせていて崩れていない上に、どれだけ劇的な演奏が出きるかというのが一つの方向性になるわけなのですが、フルトヴェングラー以後、これだけの演奏ができた人はいないと思います。運命という曲が好きな方は、1947年5月27日の録音(これがもう一つの究極の名盤)ともども、フルトヴェングラーの演奏に是非接してみて下さい。
 
 フルトヴェングラーは1954年に亡くなっていますが、いまだに毎月のようにCDがリリースされています。勿論新しく録音したわけではなくて、ほとんどはこれまで知られている録音を、より音の良い状態で聴きたいというマニア向けのものですが、それでも毎月何枚か新発売されるというのは、この人の演奏がよほど尋常でないことをよく表しているのではないでしょうか。 今日も、お昼に行ったCD屋さんの視聴機に、この演奏の最新リマスター版CD(OTAKEN RECORD)が入っていました。またまたこれまでにない生々しい音質になっていて、大変驚きました。この演奏のCDはすでに何枚も持っているマニアな僕ですが、また買ってしまいそうです・・・。
 


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