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カウンセラーのえこひいきレビュー025

2007/11/22 16:28

皆さん、こんにちは。
銀座メディカルサロンのカウンセラー、二子です。

 カウンセラーのえこひいきレビューです。

<本日のお薦めレビュー>

「昏睡状態の人と対話する
 ―プロセス指向心理学の新たな試み」(NHKブックス)
 アーノルド ミンデル著
 その2

 筆者の専門分野のひとつ、プロセス指向心理学の応用に、昏睡状態の人とのコミュニケーション支援技術「コーマワーク」というものがあります。現在コーマワークについて日本語で読める唯一の単行本のご紹介、第2回です。第1回はこちら
 
 昏睡状態、遷延性意識障害や、閉じこめ症候群のように長期にわたって、一見コミュニケーションが取れない状況になっている方に対する実践的なとりくみについて、この本の前半ではある事例の詳細を、後半ではもう少し一般的な理論と実践の方法を紹介されています。
 
 昏睡状態/遷延性意識障害/閉じ込め症候群など、意識がないように見えるなどの理由でコミュニケーション不全をきたしている患者さんは、その1で取り上げたようなある種のサインを発している場合があり、その中には取り上げることで状況が変わるサインも経験上あります。呼吸のペースや、一見ランダムに動いている筋肉(まぶたなど)、指先のかすかな動きなどなどの中に、状況を変えるきっかけが潜んでいることがあります。
 
   本の冒頭には、長年意味のない(周囲には理解不能な)うめき声をあげている、みよりのない昏睡状態の患者さんにミンデル本人が病院スタッフの依頼で関わった例が書かれていますが、その例では、その一見無意味なうめき声にミンデルが調子を合わせていくことで、やがてそれが意味のある言葉になっていった様子が描かれています。
 
 そんな風にして、うめき声があればそのうめき声を真似て本人に聞かせてみたり、まぶたが動いていれば、まぶたが動いていることを本人にことばでフィードバックしたり、指が動いていれば指に抵抗をかけてみたり、というやり方が紹介されています。

 
 (つづく)
 


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